うれいなつです。
今回は、目標達成術について。
2度と挫折しない目標の立て方についての、3つのポイントと対策を紹介していきます。
導入
2024年も、はや、2月が終わろうとしていますね。
ところでみなさんは、何か今年の目標、立てましたか?
毎年年始になると、新しい自分になって頑張ろうって思いますよね。
今年こそは、これを達成したいっ、という目標が、あなたにも一つはあったんじゃないでしょうか?
ですが、今も新年の熱量のまま、日々を過ごせていますか? って聞かれると、ちょっと疑問ですよね。
多くの人は、新年の目標なんて一ヶ月もたてば忘れてしまうし、ましてや、年末にもなると
あれ?なんか今年目標たてたけど、全然意識してなかったなぁ
とか、
いや、そもそも目標を立てたこと自体を忘れちゃったよ
なんてことは往々にしてあると思います。
そこで今回は、年始に立てた「今年こそ…」という目標がなぜかいつもすぐに挫折するんだよなぁと悩んでいる方に向けて、
- なぜ目標が挫折するのか
- どうやったら2度と挫折しない目標計画が立てられるか
というのを、過去4年間、仕事やプライベートで日々目標や予定管理の方法を徹底的に追求している私が紹介していきます。
そもそもね、計画を立てようとか、新年の初めとかって、
みんな手帳とかノートを買うじゃないですか。買うとね、ワクワクするというか一時的にはやる気が出るんですよ。
またね、これが数百円とかで、安く買えてしまうから参入障壁が低いわけです。
でも、それを一年の最後まで使ったことがあるかっていう話なんですよ。
過去の私も、何冊も同じような手帳やノートを買っては無駄にしてきました。
このように、手段は簡単に手に入るのにそれを全く活かせないというのは、
かなり勿体無いことだと思います。
目標を挫折する以前の、そもそも目標を立てる段階で挫折してる方は、この記事を最後まで見ると2度と挫折しない目標が立てられると思います。
一応前編と後編に分けていて、
前編では、まず、そもそも目標を達成するって難しいことなんだよっていうのをお伝えして、
後編では、今回のテーマである、2度と挫折しない目標の立て方をお伝えしていきます。
多分、皆さんが今までに聞いたことがないような対策もお話ししているので、ぜひ最後まで見てくれたら嬉しいです。
目標達成が難しい理由
じゃあまず初めに、8%←この数字皆さん何か想像つきますかね。
いきなり会社の新人研修みたいな導入になっちゃったんですけど、この数字は、新年に立てた目標を達成する人の割合です。
こう聞くとピンとこない方もいるかもしれませんが、92%の人が目標を挫折しているって変換すると、目標を叶えるってそもそも無理ゲーなんだなって理解できますよね
じゃあ成功する8%とその他92%の違いってなんなのかってことなんですけど、
全ては、目標の立て方、なんですよね。
もちろん、瑣末な理由は他にもありますよ。
- フレッシュスタート効果って言って、人って新年とか月はじめなど、節目にモチベーションが高くなる傾向にあるんですよね。でもモチベーションってガソリンなので、当然永遠に続かないから、ばかみたいな高い目標を設定して、失敗に終わるパターン。
- もう一個が、計画錯誤っていう、心理学でいう認知バイアスなんですけど、 人って、過去に計画どおりに進まずに失敗した経験が繰り返しあったとしても、新たな計画を立てる際には楽観的な予測をするっていう傾向があるんですよね。
まぁでも、これらの原因って、結局は全部、目標の立て方で解決するんですよね。
要は、モチベーションとか楽観主義とか、そういう人の感情的特性に左右されず動ける、確実性のある目標を立てればいいだけなんです。
後ほど詳しく話しますが、曖昧な目標+曖昧な計画、しかしない方ってほんとに多いです。
ですがこれは、
「旅行先を海外って決めて、適当な飛行機に乗ってアメリカに到達しようとしている」
のと同義で、こう聞くと随分馬鹿らしいですよね。
なんですが、目標を持ちなさいっていうね、努力信仰が日本では強いにも関わらず、目標の立て方を教えてくれる大人って世の中少ないですよね。
その影響からか、夢や目標はなんとなくあるのに、そこに至る具体的な過程を上手に描けない人って多いと思います。
でも目標っていうのは、「サッカー選手」とか、「シンガーソングライター」とか、そのほとんどが「状態」つまり結果(未来)を指すので、原因(過去)つまり手段がないと成立しないですよね。
原因があれば、結果は自然についてくるがその逆はない、ものなので、本当に重要なのは目標よりも目標の立て方だったりするわけです。
前置きが長くなっちゃったんですが、ここからが本題です↓↓
2度と挫折しない目標の立て方
1.目標を振り返る習慣を持つ
2度と挫折しない目標の立て方、1つ目は、目標を振り返る習慣を持つです。
いやいや、自分にとって大事な目標くらい毎日なんとなく意識してるし、忘れたりしないよ
と思う方もいるかもしれないですが、ここでいう忘れる、とは、生活の上での優先順位が下がってしまう状態のことです。
仕事やプライベートが忙しくなると、つい目標より目の前のタスクに追われて、後回しにしたりすることってよくありませんか?
立てた目標も、定期的に振り返らないと忘れてしまって、またいつもの生活に戻っちゃうんですね。
意識ってばかにならなくて、日頃大事にしていないことって、簡単に気にしなくなってやめちゃいますよね。
目標って、一回立てたらそれで終わり、みたいなイメージがあるんですが、週ごととか日毎に振り返るっていう習慣がないと結局続かないです。
ギターの基礎練習を1日にこれだけ頑張るとか、目標のための行動を習慣にする人は多いんですが、
目標を振り返るっていうのを習慣にしてる人はかなり少ないと思います。
20秒ルールっていう心理用語があるんですが、ハーバード大学のショーン・エイカーの著書
「幸福優位7つの法則」で、良い習慣を増やしたいときは、その行動をするのにかかる手間を20秒だけ減らす、って書かれてます。
ただノートや手帳を数秒探すだけだろって思いがちなんですが、目標を振り返る手間を極限まで軽くすることっていうのは、目標を振り返る習慣が定着する大事な要因なんです。
そこでまず、管理を電子か紙の手帳か、これをどっちかに統一しましょう。
電子か紙派かっていうのは永遠の課題ですが、どちらにもメリット・デメリットはあるので、自分のやりやすい方で大丈夫です。
ここでそれぞれに注意点があるんですが、
今やNotion、TickTick、GoodNotes、調べれば管理ツールなんて無限に出てくるんですが、
おすすめなのは、
一個のアプリで目標設定、タスク管理、日々のTODO、まで一括して行えるものが理想です。
ここで大事なのは、機能を覚えることに気負いすぎないこと。
今のアプリって便利なので、ついつい効率重視で色々機能を覚えたくなるんですが、目標設定って結局は、手段でしかないですよね。アプリに詳しくなることが、目的になっちゃうと、本末転倒ですよね。
なので、基本的にアプリは自分に馴染みのあるものか、多機能なんだけどUIがシンプルなもの、
これにしましょう。
次に、
ウィッシュリストとか、やりたいことリストとか、目標につながる類のものは一冊にまとめちゃいましょう。
そうすると、必然的にB5サイズ以上とかで、ちょっと分厚いものになるんですが、持ち運ぶ用に使っているわけではないので問題ないです。
ちなみに私も手帳は大きいサイズを使っていて、それには上記以外の理由もあって、
「思考の幅は書く紙の大きさに比例する」っていうのを聞いたことがあるんですよね。
科学的にどうかはわからないんですが、目標を書く時ってね、やっぱり大きく考えたいじゃないですか。自分にはちょっと厳しいかもな、でも頑張ったらいけそう、っていうのを多くの人は目標にすると思うので。
あと、字も小さすぎるとシンプルに振り返るとき大変なので、
大きめのサイズの手帳がおすすめです。
2.目標計画を具体的にする
2度と挫折しない目標の立て方、2つ目は、目標計画を具体的にするです。
改めて思うことは、目標計画が曖昧な人って、世の中めちゃくちゃ多いです。
以前は私も、やることをなんとなく決めて、あとは実践するのみ、とか、計画に時間かけるより行動が大事って思ってた時期があったんですけど、今振り返ってみるとそのマインドでは大した成果は出なかったです。
もちろん、考えるより動けっていうのは自己啓発でも言われてるし、現代って情報過多なので、
頭でっかち民が増えて行動しない人が多いからこそ、とりあえずやってみようっていう精神が大事なのもわかるんですが、その気持ちが先行しすぎるのは、ちょっと危険な文化かなと個人的には思ってます。
人って、曖昧なもの、やるべきタスクが決まっていないものに対して、モチベーションが低くなる傾向にあるんですよね。
例えば、一年以内にギターで一曲弾けるようになる、っていう目標を決めたとして、これだけを指針に行動したとすると、一年後どういう状態になっているでしょうか。
もし、一曲弾けるようになったとしても、きっと、え、このクオリティでいいのかなとか、これはギター上手くなったのかなって絶対自分に対して疑心暗鬼になっちゃうと思います。
つまり指針が曖昧なので、達成感も得られず、自然と、行動する意欲って徐々に落ちますよね。
そこで、徹底した目標計画の細分化です。
年間目標を決めたら、月毎に何をやるか、次に週ごと、最後は毎日のTODOにまで、
やるべき行動を現実レベルに落とし込んでいきましょう。
先ほどのギターの例で言ったら、一年以内にギターで一曲弾けるようになるっていう年間目標
に対して、月ごとの項目、例えば一月は運指の基礎を覚える、みたいな感じで設定します。
じゃあ、その月ごとの項目を達成するために、週ごとに何をやらないといけないのか、
考えていきます。
もうひたすら逆算ですよね。
毎日のTODO、までを考えたら、やるべきことがめちゃくちゃ明確になります。
これだと、仮に一年後完璧に達成できなかったとしても、まず、目標に対してどれくらい自分は動けたのか、できなかったか、っていうのを評価したり、数字での測定が可能になるなので、来年の目標に繋げていくことができますよね。
つまり、目標の具体化って何がいいかっていうと、
むしろできたかどうかよりも、正しく振り返れる
ってことなんですよ。
先ほど目標を振り返る習慣って大事ですよってお話ししたんですが、その際に、計画が具体的だとその習慣がもろに活きてくるわけです。
3.程よく完璧主義になってみる
では最後に、2度と挫折しない目標の立て方、3つ目なんですが、程よく完璧主義になってみるっていうことです。
これは補足というか、でも、実はここからが超重要なんですが、
目標を達成できない人の本質、マインドについてちょっと私なりに思うことがあって、
目標を達成できる人とそうじゃない人の間にはさまざまな要因があると思うんですけど、
自分のやっていることに対するこだわりが低い
っていうのが、かなり大きな要因を占めているんじゃないかって感じます。
こだわりが低いって、なんかさっきから抽象的なんだよ
って思われるかもしれませんが、全ての面において、そう感じるんですよね(笑)
例えば、10のクオリティのものを作るのに、目標を達成できる人が10努力をしている傍ら、目標を達成できない人って、1努力をして張り合っているんですよね。
当然、結果は違ってくるわけですが、ここで重要なのが、
っていうことです。
いやいや、そんなばかな夢物語誰が持つかよ
って思うかもしれませんが、じゃあ今、目標に向けて具体的に何かやってる?って聞くと、
結構な確率で、1日のうち目標に対してやっていることの種類や時間が少なかったりします。
でも、本人にとってはそれが普通というか、限界だと思っている節があるんですよね。
別に努力できるから偉いってわけでもないんですが、努力量の定義や物事に対する認識が、そもそも違うんですよねっていう話です。
そこで、私からの提案なんですが、程よく完璧主義になってみるっていうのをおすすめします。
完璧主義って、悪い意味で使われがちなんですが、目標達成できないとか、ついつい怠けてしまう人って、これまで話してきた内容にも通じるんですが、楽観傾向が強すぎるんです。
でも、それが悪いとかじゃなくて、人って本来物事をルーズに考えるように設計されてるので、むしろこの状態がデフォルトなんですね。
例えば、夏休みの宿題なんかその典型例ですよね。
宿題の総量からして、これなら何日で終わらせれるっていう当初の予想は、秋の始業式3日前に、
必死になって机に齧り付く姿勢によって、脆くも崩れ去っているわけです。
これは、頭がいいとか悪いとか、の話ではなくて。優秀な人でも認知バイアスの罠にあっさりハマります。ある意味、優秀な人ほどプライドが強いので案外抜け出しにくかったりします。
計画に際しては、特に楽観主義になる人が多いと思うので、程よく完璧主義になる、くらいの気持ちがちょうどいいんじゃないかなって思います。
朝8時~9時は胸の筋トレ、この動画を手本に、25分2セットやる、インターバルは5分、その5分間は瞑想に充てる
みたいな感じで、誰にでも説明できるぐらい詳細に決めておくのがいいと思います。
結局1の努力しかできない人って、1の計画しか立てていなかったりするので、10の計画を立てて10の努力を可能にするっていう方法が、程よく完璧主義になってみるっていう言葉の真意です。
まとめ
というわけで今回は、【2024年版】ということで、2度と挫折しない目標の立て方を3つ解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
まとめると、
- 目標を振り返る習慣を持つ
- 目標計画を具体的にする
- 程よく完璧主義になれ
でした。
こうやって言葉にすると単純なんですが、実際の行動に移すとなると、やっぱりそれなりに努力は必要ですよね。
ただ、結局行動って思考からしか生まれないので、その最初の一歩である考え方を中心に、今回お伝えさせていただきました。
年明けに今年の目標を設定された方も、改めて自分の目標なり計画を見返してみて、
本当にこのプランで実現可能かどうか、っていう判断をしてみてくだい。
その際に、今回の記事を、ちょっとでも参考にしていただけたら非常に嬉しいです。