体験談

ひきこもりはメンタルとの戦い【ひきこもり5年目の私がマインドを徹底解説】

こんにちは、うれいなつです。

今でこそリモートワークやYouTubeの影響で、ひきこもりやぼっち界隈のライフスタイルが認められつつあって、

頭の能力高そうとか、むしろ至高だよね、みたいなイメージもあると思います。

が、メディアに出ている人というのは当然氷山の一画であって、個人で稼ぐ力があったり自己規律能力が異様に高かったりするわけで、その他世間の9割のひきこもりは、なんとなくダラダラする時間が多かったり、旅行や趣味はもってのほか、生存に必要な最低限の生活を送っているだけの状態、が続いているはずです。

なので本記事でのひきこもりの定義として、「なるべく社会と関わりたくないから家にいるが、経済的に自立できていない状態」を指すとします。

余談ですが、V-log系YouTuberさんのなかには、ひきこもりをどこかファッションとして捉えていて、毎日天涯孤独です、唯一の世間との繋がりはネットです、みたいな雰囲気を醸し出しておいて、実は休日に会う友達それなりにいました〜とか、急に自尊欲求を露わにされると別の動画を見始めますよね(誰や)。

さて本題ですが、ひきこもりにとって一番大事な要素って皆さんなんだと思いますか? 

答えはそう、メンタルです。

なぜならひきこもりは極端に動かない・人と関わらないからです。

そもそも家にずっといるという行為自体、狩りや採集といった人類の古くから刻まれたDNAに反している営みなので、不自然なわけですよね。

1日8時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて死亡リスクが1.2倍になったり、人間の幸福度に最も影響を与えるのは人間関係であると、科学的に証明されています。

 国連の「世界幸福度報告書」を見てみても、人の幸せには健康と人間関係が大きく関わっているとわかります。

家に閉じこもっているとメンタルを病むのは、シンプルに幸福度が下がるから。

でも、ひきこもりには時間の制約と人のしがらみがないという圧倒的メリットがあるので、そう簡単には手放せそうもありません。

だったら家にいてもできるメンタルの鍛え方を学べばいいじゃない、ということで、今回は、ひきこもり5年目になる私が、ひきこもりのメンタル対策を5選、紹介していきます。

今ひとりで家にいて、寂しさを感じている人の一助になれば幸いです。

会社員よりも規則正しい生活を行う

まず、世間一般にひきこもりと聞くと、だらしない、体弱そう、というイメージがあると思います。
筋骨隆々な人が家にひとりでずっとこもっているのって、イメージしずらいですよね。

あなたがひきこもりでなくても、ずっと1日家にいた日を思い出してみてください。たいがいは寝っ転がってスマホやテレビ、漫画など娯楽コンテンツに時間を費やしていたと思います。

家にいてだらけてしまう理由は、あらゆる面で自由だから。自由というのはこれ以上ないメリットに思えますが、それだけ自己管理能力が求められるということです。

普通の会社員であれば、仕事以外の6時間程度を自分の好きな時間として選べますが、ひきこもりは少なく見積もっても10時間以上のフリータイムがあります。ジャム理論は有名ですが、人は選択肢が多いと、結局物事を選べない・不幸になることがわかっています。

人は楽をしたがる生き物なので、その時間に何をするか決めない、
ということは必然的に一生ダラダラしてしまいます。

なので、ひきこもりほど1日のスケジュールを徹底して手帳に記入しましょう。

スケジュールと聞くと会社のタスクっぽくてなんだか嫌気がさしてくるかもしれませんが、最初は、例えば12時〜13時に昼食を食べる、とかの小さなステップで十分です。
何事にも時間の締め切りを設けるのが大事で、そうすればメリハリのある生活ができます。
時間割を作っておけば、人は迷うことなく行動できます。つまりストレスも減る。

あなた
あなた

いや、時間割作るのとかめんどくさいわ...

と思うかもしれませんが、よくよく考えてみてください。

  • 時間ごとに目的を持って取り組む1日
  • オンとオフの境目のわからない曖昧な1日

どっちが人生のやりがいを感じられるか。死ぬ間際に、山頂にたどり着いたような感覚になれるのは圧倒的に前者な気が私はします。
あと、どっちが魅力的な人間に映るか。
久しぶりに会う人に、ひきこもりなのに、毎日生活ちゃんとしてて努力家ですごいねー、とか言われたら普通にかっこいいし(ギャップ萌え)、実際言われたくないですか? 

情報・金融リテラシーを高めておく

ひきこもりは社会との接点がない分、日々の情報源は主にネットから得ます。
テレビや新聞も考えられますが、テレビ離れも進んでいるし、若い人で新聞なんてよほどの物好きか経済人しか手にしないと思います。

情報というとざっくりした印象なので的を絞ると、副業の知識や独立の思考法、ソフトのノウハウ、気分を高めてくれるコンテンツのことを指します。

あなた
あなた

ニュースが入ってないじゃん!

とツッコみたくなるかもしれませんが、はっきり言ってまともな人ほどニュースは見ません

人はネガティブな情報に惹きつけられる性質があるので、それをわかっているメディアは、あえてショッキングな事件や事故の報道を切り取って世間に広める傾向があります。残虐な事件や賄賂、詐欺行為などが起これば、四六時中ワイドショーに取り上げられていますよね。

それらが連日報道されているのをずっと目にすると人は、世界=怖くて汚いもの、という卑屈なマインドになり、不安に煽られて無用にイライラしたり、無駄な商品を買ってしまう。
健康やメンタルに悪いのはいうまでもなく、ひとりきりだとなおメディアに洗脳されやすくなるのは想像に難くないでしょう。

なので私は一切ニュースを見ません。ニュースを知らなくても生きていくのに不自由を感じたことは一度もなく、常に世界の見え方はフラットでいられます。

ニュースの代わりに私は、ブログノウハウや投資・節約術など、自分の将来の理想像、立場に直接関わる情報を積極的に摂取しています。また、よく見るのが自己啓発の本や動画です。

自己啓発というと胡散臭い印象が世間に蔓延ってますが、ここでおすすめなのが、あまり有名でない人の発信する自己啓発です。

自分と同じくらいの目線で話してくれるので、リアル感があって親近感が沸くんですよね。

一方、著名な人の自己啓発って、話が大きすぎてなんだか抽象的なんです。

「自己啓発なんて役に立たない」という声もありますが、私はその日の物事に向かう気分をあげたりといった、一時的なブースト機能として、かなり価値があると思っています。加えて行動の良し悪しも結局思考の質で決まったりするので、歪んだマインドを正すのにもってこいなんですね。

話が少しそれましたが、情報収集やお金の勉強は生涯した方が良くて、なぜなら、情弱はいつの時代も賢い人に搾取されるからです。特にお金の面で。

筋トレと情報発信は毎日行う(※必須)

ひきこもりのデメリットである、動かない・社会との関わりが薄い、を解消するためには、

日々の筋トレと自らの情報発信が欠かせません。
まず、筋トレのメリットは言うまでもないですが、意外とちゃんと記憶し、意識できている人は少ないもの。なので改めて筋トレのメリットを以下にまとめておきます。

  1. 前頭葉が鍛えられる→基礎集中力、思考力、精神安定力アップ
  2. やる気・自己肯定感アップ
  3. 自律神経が整う
  4. スタイルが良くなる
  5. 男性ホルモンが高まる・美肌になる→モテる、自信につながる

これだけのメリットがある筋トレですが、ひきこもりには億劫に感じると思います。そもそも運動不足なので、筋力がデフォルトで弱っている状態。

なので、必ずスモールステップを心がけてください。
よし、今日から腕立て100回やるぞ、と意気込んでも3日で挫折しまうのがオチです。人は現状維持を好むので、脳は頑張るあなたを全力で阻止しようとするわけです。

なので、ちょっとずつ始めて、脳を騙してあげること。まずは1日10回の腕立てや、近所の軽い散歩から始めてみるのをおすすめします。慣れてきたら回数や時間、重量を増やしていく。いつの間にか100回も腕立てできるようになっていた、と、ある日なったらあなたの勝ちです。

筋トレを継続できれば、その高いモチベーションを利用して、ネットで情報発信してみましょう。
今やYouTubeをひらけば、ペット、エンタメ動画、英会話やカメラのTips、SNS運用術...様々なジャンルでノウハウを発信しているインフルエンサーがいます。

あなた
あなた

自分には発信できるジャンル・スキルなんてない

と思うかもしれませんが、過去の失敗談や無職の現状など、一見マイナスに思える取り柄も立派なコンテンツになる時代です。ひきこもりなら現状の生活をルーティンとしてあげてもいいし、考える時間が多いと思うので、自分なりの思想を社会に表明するでもいい。

アウトプットがなぜ大事かというと、自分一人で生きてるんじゃない、という実感が得られるからです。

なぜ人が病むのかというと、家にひきこもっていると「自分」という存在が徐々に大きくなっていくからだと私は思います。


「自分」しか見えなくなり、なんでも自分のせいにしたり、世界の全てを自分ごととして考えてしまう。

しかし一歩外に出ると、そこには他人がいます。自分だけが世界に生きているんじゃない、あくまで地球人の一部なんだという実感を得ることができます。

アウトプットはいわば、他人の存在を改めて知る作業といえます。例えひとりでも、誰かの役に立てたのなら、社会に貢献できた、と少しでも思えてきませんか? 影響を与えられたのが1人でも1000人でもいいじゃないですか。いや、例え0人でも、アウトプットは自己理解や知識の定着を促してくれるので、将来の自分という大切な存在に貢献できたといえます。

ひとつに執着しない←駄目だったとき病む

要所要所で逃げ道を作っておくことも、ひきこもりのメンタル面にとってはいいです。

ひきこもりはどうしても視野が狭くなってしまいがちです。視野が狭いということは対象に依存しやすくなり、そこには執着が生まれます。

ここでいう執着の範囲とは、恋愛、タスク、生き方、食事、部屋の家具、目標など多岐にわたります。

何事も一途にこだわるのはいいことです。続けないと結局何事も成し遂げられないですからね。
こだわりと執着の違いがよくスピリチュアル界隈であげられますが、前者はプラスのエネルギーで後者はマイナスのエネルギーとされています。
ただ、こだわりの恐い所が、失敗したときは反動で一気にマイナスに転げ落ちる危険性を孕んでいるということ。プラスの意思が強ければ強いほど、うまくいかなかったときの挫折感は半端ないです。

この世の中は全て振り子の原理です。急な登りの帰りは、急な降り、宝くじにあたった人がその後不幸になったり、スマホでTikTokを何時間も楽しんだ後の虚無感はまさに典型例です。

大事なのは、失敗をうまくかわすしなやかさを持つこと。稼ぎ先が1個よりも2個の方が、依存先が分散されるので安定しているといえます。恋人にしか目がない男・女は心に余裕がなくなり、関係も破綻していきます。視野が狭くなると冷静に物事を判断できなくなるので、依存先は複数持っておくことをおすすめします。

ただ、そう簡単に物理的依存先を増やすのも難しいと思うので、思考の観点で私からおすすめしたいのが、「私もみんなも、人間なんて所詮、宇宙からすればミジンコ以下」ということです。
この言葉を辛いことがあったときに思い出してください。日々悩んでいることが随分ばからしく思えてくるはずです。

夢中になれる趣味を持っておく

あなた
あなた

熱中できる趣味がないんですよ

とよく聞きますが、無趣味はひきこもりには致命的といえます。
若干盛りましたが、心から熱中できるものはなにかひとつ見つけておいたほうがいいと思います。

なんだかだるい...毎日同じ生活で病む...と感じる根本原因は、生活にメリハリがないからです。

肉体的な疲労と精神的な疲労は違います。健全な肉体労働や運動をして感じるのが前者で、だるさやしんどい気分は後者です。肉体疲労では病みません。
運動後ベッドに寝っ転がっても罪悪感を感じないのは、オンとオフの線引きがはっきりしているから。

ひきこもりは常にオフの状態なので、意識的にオンを作り出す必要があるということ。


オンとはドーパミンが出ている状態なので、運動でなくても、ギター、ブログ執筆、読書などなど、何かに能動的に熱中できていればいいわけです。(スマホはひたすら受動行為なのでだめ)

まとめ

今回は、ひきこもりのメンタル対策【5選】として、ひきこもり歴5年目になる私が徹底解説させていただきました。

  • 会社員よりも規則正しい生活を行う
  • 情報・金融リテラシーを高めておく
  • 筋トレと情報発信は毎日行う(※必須)
  • ひとつに執着しない←駄目だったとき病む
  • 夢中になれる趣味を持っておく

最後に補足させていただくと、孤独は状態であって感情ではないということ。孤独を感情と混同してしまっている人が世の中9割ですが、大勢で遊んでいても疎外感を感じるときは感じるんです。要は本人の世界の捉え方次第、といえます。

人は基本的に社会的な生き物ですから、孤独=寂しい人、と結論づけるのも理解できます。
ただ、何をもって寂しいと判断するかは人それぞれです。私は創作やひとりでいる時間が好きなので、ひきこもっていても全く苦になりません。

また多様性の時代になって、マイノリティこそ至高みたいな風潮もあり、ひきこもりの方が逆にイケてるとか、大勢で戯れてる人ダサいとかいう価値観も一定数あるかもですが、正直どっちにもメリット・デメリットがあって、つまるところその人がどう生きるか、ただそれだけのことに思います。

中立を装って論破されないよう努めたつもりはないにせよ、なんとも締まりのないまとめで終わりそうだったので、最後に偉人の名言をおいて、失礼致します。

「深い孤独がなければ、まともな作品は作れない。」

パブロ・ピカソ
  • この記事を書いた人

Urei Natsu

薬剤師→ブロガー

”自分磨き研究家”のUrei-Natsuが、自分に自信を持ち、一生を充実させて自由に生きるための知恵・ノウハウを紹介します。

主に男の自分磨きに関するノウハウを体系立てて発信中。
研究などの根拠をもとに、体験談や自分なりの言葉で伝えることも意識しています。

「これから自分磨きを始めたい」方や、「すでに色々な挑戦をしてはいるものの、結局どれも続かず悩んでいる」方にこそ、「あぁ、こういうやり方・考え方があったのか!?」と新しい知見を届けられると思います。

趣味は断捨離、筋トレ、読書など。

-体験談
-,