体験談

資格ニート|元薬剤師が語る、あの時これをやっておけばよかった【ベスト5】

うれいなつです。

あなたが今生きている中で、「あの時これやってれば、もっと充実してただろうな」と思うことや、

「学生のうちにもっとあれをやっておけば良かったな...」などと思うことは、少なからず一度はあると思います。

私たち人間は、変えられないとわかっているのに、過去に執着してしまう生き物なんですね。

だからこそ、他人の失敗談からは学べることが多いんです。

うれいなつ
うれいなつ

人の数だけ人生もあるって思いがちだけど、意外と、

人が人生で悩んだり躓くポイントは同じようなパターンだったりします

そこで今回は、薬学部で6年間などと多くの学生期間を過ごした私が、時間がある学生のうちにこれやっておけば良かった...と社会人になって思うこと5選を紹介していきます。

多くの大人が言うように、学生って本当に貴重な時間なので、今学校に通っていて暇だったりやることがないと悩んでいる方の参考になれば幸いです。

学生のうちに、自分の将来像を明確にしておく

小中高校、大学と、学生の頃の私は、特に何も考えず生きてきました。

自分の今している行動が将来にどうつながるのかな、とか、明確なキャリアプランを自分自身で描けていない状態、つまり、他人の理想像(薬剤師は一生安泰だよ〜)に流されて日々を送っていました。

特に小中高校は、超がつくほどの田舎で、

(どれくらい田舎かというと、半径10km以内に商業施設やコンビニがないほど。(最近小中同時に母校が閉校しました。。))

圧倒的に周囲から得られる情報量が少なく、安定、現状維持、蛙の子は蛙などといった、典型的な昭和の価値観で育ってきました。

自然豊か、というのは一長一短で、景色に変化がないということ。都会と違って日々見るものが同じなら、思考停止してもおかしくない。

今が楽しければそれでいい、という精神で生きてきて、後になって、あぁ、私は音楽活動や小説執筆などのクリエイティブ活動、ひきこもりライフが本当にやりたかったことだったんだなぁ...と気づいた弊害は(かなり)大きいです。

それもこれも、自己分析や将来像を明確にしていなかったから。

なので、この記事を見たあなたがまだ学生だったら、そして今、救いようのない過疎地に住んでいるとしても、ぜひ自分についてとことん考えることは大事にしてほしい。

今の時代は恵まれていて、田舎にいてもスマホから圧倒的情報量を得られる。田舎すぎる人(私のように)はむしろ積極的にスマホを活用して情報を得た方が個人的にはいいと思っています。

デジタルデトックスとか、時代に逆行した思想も流行っているけれど、超がつくほどの田舎は本当に情報が少なすぎて、気を抜くと思考停止して生きてしまいます。自然で十分精神や目はリラックスできると思うので、多様な価値観や生き方に触れる機会を、ぜひネットから取り入れていただきたい。

周囲の期待を元に自分の人生を決めない【自分軸】

親や教師
親や教師

安定した企業、資格を獲れば将来困ることはないから

と言われて育った、私と同じ平成の世代は多いと思う。
親や教師が昭和の名残を引きずってしまうのは無理もない。人はどうしても自分の生きてきた時代の価値観を元に思考してしまうので。

ただ、周囲からの押し付けや期待というのは、自分にとって本当にやりたいことでない場合が多い。
なぜなら、それらは結局他人にとって都合がいい常識や価値観だから。

それに周囲の期待に沿って生きていると、他責の感情が生まれたり、最終的に自分だけが困ることになります。周囲は口ではなんとでも助言してくれるけれど、誰もあなたの人生そのものに責任を持ってはくれない。

周りに合わせて結果を積み上げていると、賞賛してくれたり喜んでくれるので、その場の気分はいい。
でもそれだと、絶対に後で後悔します。なぜなら社会に出たときに、褒めてくれた大人は一人残らず自分の周りからいなくなるから。自分だけが支えになった状況で自分軸が育っていないと、自己肯定感の低下や他人に搾取されやすい、悪くいうと他人にいいように利用される人になってしまいます。

キャリアという階段を順調に上がって、踏み外した際のギャップは予想以上に自分の精神にダメージを与えます。逆に社会に流されず、比較的不安定な道を進んできた人は失敗耐性が高いともいえる。ちょっと人生で失敗しても、まぁ人生こんなもんだよなと自分で割り切れるからです。

机上で知識を覚えるより、実務経験を優先させる

おそらく10人に聞いたら10人とも、薬学部=勉強熱心というイメージを持っていますよね。

実際に私も、これまでいくつかアルバイトや派遣の面接を受けてきましたが、その度に、
「薬学部、頭いいんですね」「大変だったでしょう」「頑張ってきたんですね」「せっかく6年かけて資格とられたのにもったいない...(←これは本当に多い)」
という類の返しを何度も受けました。

確かに薬学部は覚えることが多いんですが、新卒で薬剤師として働いた際に私が思ったのは、
成分名や薬理などの知識よりも、薬局や病院など実務にもっと関心を持っておけば良かったなということです。なぜかというと、もう知識には価値がない時代だから。
AIやテクノロジーのおかげで、併用禁忌や薬歴を覚えていなくても機械が一瞬で照合してくれたり、薬品のコードをかざすだけで薬の詳細な情報が一瞬にしてわかる機器などが登場したり...。

実際に長く働いている人って、知識豊富な人というよりも、薬局や病院での振る舞いがわかっている、人間関係を築くのが上手い、人だったりします。一方、学生はどうしても机に向かう機会が多くなりがちなので、頭でっかちになりやすいです。
これは、薬剤師だけでなく、どの業界の人にも当てはまること。

テクノロジーが人の脳の代わりを担ってくれるようになるに従い、今後はより社会に柔軟に溶け込める人間力だったりが求められるのかなぁと思いますね。

学生のうちから、SNSや発信活動を継続しておく

私が最も後悔していることの一つ。自分で稼ぐ能力を身につけてこなかったこと。
大学は6年間もあったのに、今思えば中途半端にアルバイトして小銭を稼いでいました。

あなたが学生で特別お金に困っていなければ、はっきりいってアルバイトするより、友達と思い出を作ったり、留学したり、自分というブランディング価値を高める行動を日々継続する、そういった学生のうちにしかできない物事に時間を投資した方がいいです。
学生時代に稼ぐバイトのお金なんて、優秀な社会人になればものの数ヶ月でペイできてしまいます。

私が学生だった当時はブログが今より盛り上がっていた時代。
たとえば一日一記事書くのを6年間続けていたら、記事数はゆうに2000を超えていたわけで。
それだけの実績があれば、人の目にとまらないほうがおかしいと思いませんか?
たとえブログで成功しなくても、ライティングの技術を活かして転職したり、SNS運用に活かしたりと様々な分野に幅が効きます。

自分たち人間は、どうしても今幸せだったらそれでいい、みたいな短期思考に陥りがちだけれど、
やっぱり数値で考えると継続の力はすごいですよね。
数ヶ月前に『数値化の鬼』という本を読みましたが、将来につながる行動をしたい人は、ぜひ目標や夢を数値に置き換えて考えてみるのをお勧めします。

人生の逃げ道を作っておく

ひとつの資格を指標に、それだけを目指して生きてしまうと、その道が失敗した時に立ち直りにくいです。なぜなら、資格や過去に執着している状態だから。
「6年間も必死に頑張ってきたから、どうせなら資格を活かして働きたい」などと考えて生きるようになります。
このように過去の栄光や労力に執着してしまう状態を、サンクコスト効果といいます。

「サンクコスト効果」とは、すでに発生していて取り消すことができない事柄のコストに気を取られ、合理的な判断ができなくなる心理傾向のこと。

『日本の人事部』

サンクコスト効果は身近な生活に潜んでいます。

  • 過去に高いお金を払ったから捨てられないもの
  • 無料期間付きのサブスク
  • パチンコで有り金を全て使ってしまう

などなど。簡単にいうと、もったいない精神に縛られている状態のこと。それもこれも、過去への執着が原因です。

サンクコスト効果にハマらないための対策としては、

  • ゼロベース思考(現在の状態を「ゼロ」として物事を判断する思考法)で考える
  • ①課題発見力→②創造力→③計画力 のサイクルで考える
  • 変えられない過去ではなく、未来の機会損失に目を向ける

https://urei-natsu.com/memo-tips/

などがおすすめです。辛い過去を、後悔ではなく、経験・学びとして受け入れるのが重要ということですね。

まとめ

というわけで今回は、

時間がある学生のうちにこれやっておけば良かった...と社会人になって思うこと5選
を、私の薬学部6年間の経験をもとに紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

まとめると、

  • 学生のうちに、自分の将来像を明確にしておく
  • 周囲の期待を元に自分の人生を決めない【自分軸】
  • 机上で知識を覚えるより、実務経験を優先させる
  • 学生のうちから、SNSや発信活動を継続しておく
  • 人生の逃げ道を作っておく

でした。

本記事を読んでいる方の中には、学生のうちにやっておけば良かった...と悩んでいる方もいらっしゃるとは思いますが、今が人生で一番若い瞬間です。不要な過去を断捨離して、地道に未来へと投資していきましょう! 有益な結果ほど後からついてくるので、コツコツです。

  • この記事を書いた人

Urei Natsu

薬剤師→ブロガー

”自分磨き研究家”のUrei-Natsuが、自分に自信を持ち、一生を充実させて自由に生きるための知恵・ノウハウを紹介します。

主に男の自分磨きに関するノウハウを体系立てて発信中。
研究などの根拠をもとに、体験談や自分なりの言葉で伝えることも意識しています。

「これから自分磨きを始めたい」方や、「すでに色々な挑戦をしてはいるものの、結局どれも続かず悩んでいる」方にこそ、「あぁ、こういうやり方・考え方があったのか!?」と新しい知見を届けられると思います。

趣味は断捨離、筋トレ、読書など。

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